【再掲】
■ちょっぴりコワーイ!アニメ特集■
~アニメシアター上映作品紹介~
釘宮洋
ジャック・キング
フランク・タシュリン
今 敏 回顧展2014の期間中に上映する、アニメシアター傑作選「ちょっぴりコワーイ!アニメ特集」のうち、2枠のアニメ作品をご紹介しましょう。
怪談と言えば、真夏の夜だけの不思議な物語だと、思いこんではいませんか?
いいえ、そんなことはありません。春夏秋冬365日、いつでもどこでもコワーイお話は、あなたの背後で起きているんですよ・・・。
■『学校の怪談 恐怖の学校編』(’08)より
「保健室のお経」、「大雨」、「勉強部屋にあらわれたおじいさん」
釘宮洋
計13分/カラ―
上映日
1月14(水)~1月18日(日)
*詳しい上映時間は『シアター情報ページ』でご確認ください。
大人気シリーズ『学校の怪談』より、特別に校外でのコワ~イお話を3本まとめて上映いたします!
小学生のころ、放課後の廊下や下校の時に、お友達と「ねぇ、知ってる?」って、ないしょ話を
したことはありませんか?
それとも昨日、体育の時間や図工の時間に「ねぇ、聞いた?」って、隣の子とおしゃべりをしたかも
しれませんね。
学校の怪談は、子供時代のどこかに、今もひっそりと棲んでいるんです。
「保健室のお経」
時間と時空を越えておとずれる、不可解な現象や謎に満ちた出来事があるとしたら。
それは予感なのか、あるいは助けを求める誰かの声なのかも…。
ありえない場所でかいだ、一瞬のお線香の記憶が、あなたにもあるんじゃないでしょうか。
そんな日常の不思議を切り取ったかのような 「保健室のお経」のお話。
「大雨」
部屋の天井を叩く大量の雨粒。その中をやってくる、何かの気配。
みんなが恐れる、たたりとはいったい何でしょう?
小さな生き物の虐められた恨みが、夢をつないでくるのかも。それとも、自分の中の小さな良心が、
自分の魂を責めているのでしょうか。
因果応報、自業自得、他人を呪えば穴ふたつ…。昔の人が考えた言葉は、とってもこわいのです。
「勉強部屋にあらわれたおじいさん」
深い森の中に現れる、どこにもないはずの【隠れ屋】。気がつけば、知らない街に紛れ込んでいる
【キツネに化かされた】現象。
何十年も前の世界にいた気がする【タイムスリップ】。いつの間にか人が消えてしまう【神隠し】。
閉じた扉の向こうにあるのは、本当にあなたの知っている世界なのだろうかと、ある日
怖くなったりしませんか。
あなたはもう一度、その扉を開ける事が、できますか…?
「勉強部屋にあらわれたおじいさん」を、お楽しみに。
■「アニメーターの悪夢」(’35) ジャック・キング
「ポーキーとハイド氏」(’37)フランク・タシュリン
計15分/モノクロ
上映日
1月20日(火)~1月23日(金)、1月25日(日)
*詳しい上映時間は『シアター情報ページ』でご確認ください。
「アニメーターの悪夢」
お仕事でアニメーションを作るには、1930年代のアメリカも現代の日本も、やることは一緒。
絵を描いて描いて描きまくるのです。
〆切り日となれば、疲れがたまってデスクで眠りこんじゃうのも同じようです。
イメージさえあれば、何でもできるアニメの世界。そんなアニメを作るアニメーターが
見てしまったこわーい夢。
誰だって、こんなひどい悪夢は見たくないでしょうね。
さて、アメリカの“アニメイテッド・カートゥーン・スタジオ”の徹夜スタッフは、この悪夢から
脱出できるのでしょうか!?
「ポーキーとハイド氏」
【ジキル博士とハイド氏】という、二重人格のこわい映画があります。まじめな博士がひみつの薬を
飲んだら、恐ろしい別人になっちゃうんです。
財産を狙う恐ろしいハイド氏に目をつけられてしまった、可哀そうなポーキーさん。
世の中の“お金もち”という人たちは、いつでも遺産を狙われているのでしょうか?怖いですね!
おまけに登場するこの悪党ときたら、シアターでアニメを見ているこちらにまで
“もう、ゆるせなーい!!”となってしまうことをしてくるんです。
「ポーキーとハイド氏」思わず画面の向こうを応援したくなる作品です。
あらすじは「ちょっぴりコワーイ!アニメ特集」上映作品一覧をご覧ください!
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